「ジムは高いし、家トレで身体を変えたいな…」
このような悩みを抱えている方をたくさん見てきました。結論から言うと、家をジム化して、ジムに通わなくても十分に身体を変えることは可能です。
そして、家トレの効果を最短で爆上げするために絶対に欠かせないのが「ダンベル」です。
私は現役パーソナルトレーナーとして10年間で500名以上の方を指導してきましたが、クライアント様から「家用にどんなダンベルを買えばいいですか?」とよく相談されます。
その際、私はいつもこう答えます。
「絶対に可変式(重さを変えられるタイプ)を買ってください。ただし、選び方を間違えると、痛くてトレーニングに集中できない”ハズレ”を引くことになります」
安物買いの銭失いになり、部屋のオブジェにしてしまう初心者が本当に多いのです。
この記事を読めば、あなたはもうダンベル選びで失敗し、無駄なお金と時間を失うことはなくなるでしょう。
この記事でわかること
- 初心者は可変式と固定式どちらを買うべきか(結論:可変式一択)
- 【プロが警告】初心者が絶対に買ってはいけない「ダメなダンベル」の特徴
- 失敗しないダンベル選び【4つのチェックポイント】
- 【現役トレーナー厳選】おすすめ可変式ダンベル3選
さあ、あなたの家トレライフを劇的に変えるための、後悔しないダンベル選びを始めましょう。

まだ「家トレか、ジムに通うか」で迷っている方は、まずこちらの記事であなたに本当に合っている環境を診断してみてください。
初心者は可変式と固定式どちらを買うべき?【結論:可変式一択】

冒頭でもお伝えした通り、ダンベルを買うのであればあなたが購入すべきは「可変式ダンベル」一択です。
しかし、筋トレ初心者の方からすると「そもそも可変式とか固定式って何が違うの?」と疑問に思いますよね。
ざっくり説明すると、2つの違いは以下の通りです。
- 固定式ダンベル:重さが変わらない、昔ながらの鉄アレイ型。(例:10kgのダンベルはずっと10kgのまま)
- 可変式ダンベル:1台で重さを自由に変えられる最新型。(例:ダイヤルやピンを操作するだけで、5kg〜24kgなどに一瞬で変わる)
この違いを踏まえた上で、なぜ家トレ初心者は「可変式」を選ぶべきなのか?それぞれのメリット・デメリットを比較しながらプロの目線で解説していきます。
可変式ダンベルのメリット・デメリット
- 【メリット】これ1セットで全身の部位に合わせた重量に一瞬で変えられる
- 【メリット】ダンベル何十個分もの役割を1台で果たすため、スペースを取らない
- 【メリット】あなたの筋肉が成長しても、一生買い替えが不要
- 【デメリット】固定式ダンベルに比べて初期費用(購入時の価格)が高い
- 【デメリット】本体が非常に重いため、部屋の掃除や模様替え時の移動が大変
可変式ダンベルは、最初に一式揃えるだけで、買い替え不要でほぼ永久的に使用できるのが最大のメリットです。「胸は重く、腕は軽く」がこれ1台で完結するため、私のパーソナルジムでも採用しています。
デメリットとしては初期費用の高さ(相場:2万~8万円程度)や、掃除の際の移動の重さが挙げられますが、今後一生モノの相棒になることを考慮すれば、長期的なコスパは圧倒的に良いです。
固定式ダンベルのメリット・デメリット
- 【メリット】可変式ダンベルに比べて、初期費用が安い
- 【メリット】ダイヤルなど、余計な機能がないため壊れにくい
- 【デメリット】部位や筋肉の成長に合わせて新しい重量の買い足しが必要
- 【デメリット】結局トータルの出費が可変式より高くなる
- 【デメリット】気づいたら部屋がダンベルだらけになる
固定式は初期費用が安く壊れにくいのが魅力ですが、プロの視点からすると、「最初は安いから」と固定式を選ぶことこそが最大の罠です。
例えば、女性でも腕のトレーニングは2kg、脚なら8kgと扱う重さが全く違います。これを固定式で揃えると、2kg(約2,000円)+8kg(約6,500円)で、たった2つの重さを揃えるだけで8,500円以上かかってしまいます。
さらに筋肉が成長して10kg、12kgと買い足していけば、あっという間に可変式ダンベルの値段を超えてしまうのです。
私のお客様でも「最初は安いから」と3kgの固定式を買ったものの、数週間で物足りなくなり、「最初から可変式を買っておけばよかったです…部屋もダンベルだらけになるし…」と、結局買い直した方がいらっしゃいます。
そんな安物買いの銭失いを避けるためにも、家トレには最初から「可変式ダンベル」を選ぶことを強く推奨します。
「部位ごとに扱う重さがそんなに変わるの?」と疑問に思った方は、筋トレ効果を最大化する正しい重量設定の目安について、こちらの記事で詳しく解説しています。
【プロが警告】初心者が絶対に買ってはいけない「ダメなダンベル」の特徴

ここまで読んで「よし、それなら一番安い可変式ダンベルを買おう!」と思った方、ちょっと待ってください。
実は、可変式ダンベルの中にも、初心者が絶対に手を出してはいけない「地雷(ハズレ)」が存在します。
それが、シャフト(棒)に自分でプレートを差し込んでネジで留める「プレートスタック式(スクリュー式)」と呼ばれる、昔ながらの安い可変式ダンベルです。
「安いし、重さも変えられるからこれで十分でしょ?」と魅了されて購入してしまう方が後を絶ちませんが、プロ目線からするとこのダンベルには致命的な罠がいくつも潜んでいるのです。
安さに釣られると後悔する「プレートスタック式(スクリュー式)」の罠
プレートスタック式(スクリュー式)とは、シャフト(棒)にプレートを自分で差し込んで、ネジ型の留め具で固定する、昔ながらの可変式ダンベルです。
ダイヤル式などに比べて安価で手に入りますが、プロの目線からすると、このダンベルにはあなたの筋トレのやる気を根こそぎ削ぎ落す、致命的なデメリットが存在します。
ズバリ、重量変更が「死ぬほど面倒くさい」のです。
胸のトレーニング(20kg)の後に、腕のトレーニング(10kg)へ重さを変えたいとき。毎回いちいちネジを何回転も回して留め具を外し、プレートを付け替え、またネジを回して留める……。
この作業に、毎回1分以上の時間がかかります。
実際、私のジムにもこのスクリュー式のダンベルを一応置いているのですが、正直面倒すぎて一度も使ったことがありません。
さらに恐ろしいのは、この「面倒くささ」があなたの筋トレの質を劇的に下げてしまうことです。
プレートの付け替えが億劫になると、「重さを変えるのが面倒だから、今日は軽いまま適当にやって終わらせよう」と妥協してしまい、筋肉をしっかり追い込みきれなくなります。
最悪の場合、「重量変更が面倒だから、今日はもう筋トレ自体やめようかな…」と、挫折の大きな引き金にもなりかねません。
安さに釣られてこのネジ山の罠にはまり、筋トレの質を落としたり、部屋のオブジェにしてしまうことこそが、最も無駄な投資です。
【致命的】オンザニーで太ももに刺さって激痛!高重量が扱えない理由

スクリュー式ダンベルには「面倒くさい」こと以上に、物理的に筋トレの質を下げる致命的な欠陥があります。
それは、ダンベルの両端から突き出した「鉄のシャフト(棒)」の存在です。
胸を鍛えるダンベルプレスなどを行う際、初心者を卒業して扱う重量が重くなってくると、腕の力だけではダンベルを持ち上げられなくなります。
そこで必須になるのが「オンザニー」というテクニックです。
これは、ベンチに座った状態でダンベルを一度太もも(膝の少し上)に立てて置き、そのまま後ろにゴロンと寝転がる反動を使ってダンベルを胸の前に構える、安全かつ高重量を扱うための必須動作です。
しかし、スクリュー式のダンベルでこれをやろうとするとどうなるか……。
ダンベルの側面が平らではないため、突き出た硬い鉄の棒が、数十キロの重さとともに太ももにグサッと突き刺さるのです。
「痛っ!!」と激痛が走り、重さを太ももに乗せることすらできません。これではスタートポジションすら作れず、せっかく筋肉が成長しても、それ以上重いダンベルを扱うことが物理的に不可能になってしまいます。
だからこそ、「側面が平ら(フラット)ではないダンベル」は、高重量を扱う家トレにおいて絶対に選んではいけないのです。
ダメな器具選びだけでなく、間違ったフォームや知識も怪我の大きな原因になります。初心者が安全に筋トレを継続するための原則も必ず確認しておきましょう。
失敗しない!初心者向けダンベル選びの3つのチェックポイント
絶対に買ってはいけない「地雷」の特徴が分かったところで、いよいよ「あなたにとってベストな相棒」を選ぶための基準をお伝えします。
せっかくの自己投資を無駄にしないためにも、購入前に必ず以下の「3つの絶対条件」をクリアしているか確認してください。
1. 重量変更のしやすさ(ダイヤル式 or ブロック式)

スクリュー式の「面倒くさい」という最大の罠を回避するために、可変式ダンベルは必ず以下のどちらかのシステムを選んでください。
- ダイヤル式(グリップ回転式):ダイヤルや持ち手(シャフト)をカチッと回すだけで重量が変わる
- ブロック式:側面のピンをサッと抜き差しして重量を変更する
どちらも、たった2秒で重量変更が完了する最新の可変式ダンベルです。あの面倒なネジ回し作業は一切ありません。
基本的には好みで選んでいただいて大丈夫ですが、私個人のオススメは「ダイヤル式(グリップ回転式)」です。
実際のジムにある固定式ダンベルと重心や形が近く、トレーニング中の違和感が最も少ないため、私のパーソナルジムでもこのタイプをメインで採用しています。
2. 重量幅(MAX何キロまで対応しているか)
一概に可変式ダンベルと言っても、最大5kg、最大20kg、最大32kgなど、その重量幅は製品によって様々です。
結論から言うと、どの重さを買えばいいか迷ったら、以下の基準で選んでください。
- 男性:最大24kg〜32kg対応のモデル
- 女性:最大15kg〜20kg対応のモデル
これを見ると、「初心者なのに、最初からそんなに重いダンベルが必要なの?」と思うかもしれません。
しかし、「最初は軽いのでいいや」とMAX5kg〜10kg程度のものを買ってしまうと、数ヶ月後には確実に物足りなくなって買い直すハメになります。
なぜなら、腕や肩の筋肉に比べて、胸・背中・脚といった大きな筋肉は元々の力が非常に強く、成長スピードも早いからです。
最初は重く感じても、正しいフォームでトレーニングを続ければ、男性なら片手20kg、女性でも10kg〜15kg程度の重さはあっという間に扱えるようになります。
筋肉が成長した未来の自分のために、少しオーバースペック(余裕を持ったMAX重量)のモデルを選んでおくのが、結果的に買い直しを防ぐ一番賢い選択なのです。
「重いダンベルを買っても、最初は10kgなんて絶対に持てない…」という運動経験ゼロの方は、こちらの記事で基礎的な筋力とフォームを身につけるところから始めてみてください。
3. オンザニーができる「側面がフラット」な形状か

先ほど「絶対に買ってはいけないダメなダンベル」の章でも熱弁しましたが、高重量を扱う家トレにおいて「側面が平ら(フラット)かどうか」は死活問題です。
ダイヤル式やブロック式などの優秀な可変式ダンベルであっても、実は外側に向かってプレートが小さくなっている(階段状になっている)デザインのものも存在します。
もちろん鉄の棒が突き出ているよりはマシですし、オンザニーができないわけではありません。
しかし、数十キロの重さが「面」ではなく「点(角)」で太ももに乗るため、やはり痛みを感じて集中力が削がれる原因になります。
痛みなく安全に、そして快適に筋肉を限界まで追い込みたいのであれば、絶対に側面が完全にフラット(真っ平ら)になるモデルを選んでください。
【現役トレーナー厳選】初心者におすすめの可変式ダンベル3選

いよいよ、この記事の結論です。
これまで数え切れないほどのダンベルを実際に握り、プロの現場で指導してきた私が、「これを選べば絶対に間違いない」と断言できる可変式ダンベルを3つ厳選しました。
もちろん、先ほど解説した「失敗しない4つの絶対条件」をすべて高いレベルでクリアしている超・優秀なモデルばかりです。
「結局どれを買えばいいか分からない…」と迷っている方は、これから紹介する3つのうち、ご自身の予算や目的に合ったものを直感で選んでみてください。
どれを選んでも、あなたの家トレライフを劇的に変える「後悔しない一生モノの相棒」になることをお約束します。
① コスパ最強!BARWING(バーウィング)可変式ダンベル
こんな人にオススメ:「とりあえず家トレを始めたいけど、初期費用はできるだけ抑えたい」
Amazonや楽天でも常にランキング上位に入る、バーウィングのダイヤル式可変式ダンベルです。ダイヤルをカチャカチャと回すだけで、2.5kgから最大24kgまで細かく重量を変更できます。
BARWING(バーウィング)の最大の魅力は、なんといっても「コスパの良さ」です。24kgのセットが2万円台で手に入るのは破格と言えます。
ただ、1点だけ妥協点をお伝えすると、側面が完全なフラットではなく少し出っ張りがあるため、オンザニーの際に太ももに少し当たりを感じます。
それでも、「この価格でこれだけの機能が手に入るなら全く文句なし!」と自信を持って言える、最初の相棒にふさわしい名機です。
② 最高峰!FLEXBELL(フレックスベル)
こんな人にオススメ:「どうせ買うなら一番良いものを長く使いたい」「オンザニーを快適にしたい」
家トレ界隈で「最終的にこれに行き着く」と言われる最高峰のモデルです。台座に置いたままグリップ(持ち手)を回すだけで、片手1秒でカチャッと重量変更が終わります。
私のパーソナルジムで採用しているのも、実はこのフレックスベルです。
最大の強みは、重量を変えても「側面が常に真っ平ら(フラット)になること」。数十キロのオンザニーも全く痛くありません。本物の固定式ダンベルと重心もほぼ同じで、ジムと遜色ない質の高いトレーニングが可能です。
値段は張りますが、「一生モノ」として絶対に後悔したくないなら、間違いなくこれ一択です。
③ おしゃれに宅トレ!BYZOOM FITNESS
こんな人にオススメ:「ゴツい鉄の塊を部屋に置きたくない」「女性でも扱いやすいサイズがいい」
「いかにも筋トレ器具」という無骨なデザインを覆した、インテリアに馴染むスタイリッシュな可変式ダンベルです。白や黒の洗練されたマットな質感が特徴で、女性の宅トレダイエッターから絶大な支持を集めています。
見た目がおしゃれなだけでなく、機能面も本物です。片手でダイヤルを回すだけで重量変更ができ、女性のボディメイクには十分すぎるスペックを備えています。
従来のダンベルよりサイズがコンパクトなため、女性の小さな手でも握りやすく、狙った筋肉にしっかり効かせやすいのもプロ目線で高く評価できるポイントです。
最高のダンベルを手に入れたら、次にするべきは「正しいメニュー」の実践です。自宅で確実に体を変えるための最強の筋トレメニューはこちらを参考にしてください。
ダンベルとセットで揃えたい!家トレを「完全ジム化」するマストアイテム
あなたにとって最高の相棒になりそうな可変式ダンベルは見つかりましたか?
最後に、ダンベルと一緒に揃えることで、家トレの質を一気に「ジムレベル」まで引き上げるマストアイテムを2つ紹介します。
マストアイテム①:筋トレの可動域と効果を倍増させる「トレーニングベンチ」
ダンベルを手に入れたら、次に絶対に揃えるべき「最強の相棒」がトレーニングベンチです。
例えば胸を鍛えるダンベルプレスを床で行うと、肘が床に当たってしまい、大胸筋を最後まで引き伸ばす(ストレッチさせる)ことができません。
ベンチがあるかないかで、ダンベルを使った筋トレの「可動域」と「効果」は天と地ほど変わります。
ベンチはあなたの体重と重いダンベルを支える「命綱」です。価格の安さだけで選ぶと、グラついて大怪我をする危険性があります。
ダンベルの効果を120%引き出すための「絶対に失敗しないベンチの選び方とおすすめ3選」はこちらをチェックしてください。

マストアイテム②:床の傷や騒音を防ぐ「トレーニングマット」
そしてもう一つ、見落としがちですが家トレにおいて絶対に欠かせないのが「トレーニングマット」です。
数十キロあるダンベルを扱う際、どんなに気をつけていても床に「ドンッ」と置いてしまったり、限界が来て落としてしまったりするリスクは常にあります。
むき出しのフローリングや薄いマットの上で行うと、床が陥没して高額な修繕費がかかったり、階下への騒音で近隣トラブルになったりする危険性があります。
大切な家の床を守り、近所への騒音を気にせず限界まで筋トレに集中するために。ダンベルの重さに耐えられる「器具用マット(高硬度マット)」を必ず1枚敷いてください。
柔らかいヨガマットとの違いや、プロが厳選した最強の器具用マットはこちらの記事で徹底解説しています。

まとめ:正しいダンベルは未来の体への「最強の投資」

ここまで読んでくださったあなたなら、もう「安物買いの銭失い」になることは絶対にありません。
良い器具(可変式ダンベル)を選ぶことは、単なる出費ではありません。面倒な重量変更のストレスを無くしてモチベーションを限界突破させ、怪我を未然に防ぐための「未来の体への最強の投資」なのです。
「家トレで確実に身体を変えたい」というクライアント様には、私もプロとして真っ先に「まずは迷わず可変式ダンベルを買いなさい」と指導しています。
今回厳選して紹介した3つのダンベルは、どれを選んでもプロ目線で自信を持っておすすめできる最高峰の相棒たちです。「どれにしよう…」と悩みすぎる必要はありません。
ぜひご自身の予算やデザインの好みに合ったものを直感で選び、今日から劇的に変わる最高の家トレライフをスタートさせてください。応援しています。
ダンベル以外にも揃えておきたい「家トレ必須アイテム」や、筋トレ効果をさらに爆増させる「プロテインの選び方」については、以下の記事で徹底解説しています。本気で身体を変えたい方は必ず併せてチェックしてください。


