筋トレは1日何分が目安?初心者の疑問をプロが目的別に徹底解説

筋トレは1日何分が目安?目的別の最適なトレーニング時間を解説するアイキャッチ画像
  • 筋トレを始めたけど、トレーニングって何分くらいやればいいんだろう
  • 30分じゃ短すぎるのかな?2時間じゃ長すぎる?

筋トレを始めて間もないころは、右も左もわからず、このような疑問も浮かんでくることでしょう。

筋トレ初心者にありがちなのが、「やればやるだけ効果が出る!」と意気込んで、何時間もジムに籠ってしまうパターンです。

私が以前、24時間ジムに勤めていた頃、「午前10時に来店し、午後9時に退店」を週3~4回も続けている会員様がいました。

その根性は本当に尊敬しますが、現役トレーナーの目線から言わせてもらうと、これは決して正解ではありません

結論から言います。 基準となる最適なトレーニング時間は、「あなたの目的」によって違います

熱意だけで、がむしゃらに長時間筋トレをするのは今日でやめにしましょう。

まずは、もったいぶらずに本記事の結論である「目的別の最適なトレーニング時間」を一覧で公開します。

今のあなたの目標と照らし合わせて、自分がどれくらいの時間をかけるべきなのか、目安を把握しておきましょう。

目的 目安時間 重量の目安 休憩(レスト)
ダイエット
(脂肪燃焼)
30〜60分 中重量
(15回前後)
90〜120秒
筋力・筋肉量
アップ
60〜90分 高重量
(10回前後)
120〜180秒
運動習慣・
体力づくり
10〜30分 低重量
(20回以上)
30〜60秒

CONTENTS

結論!筋トレの「1回の時間」は目的で決まる

筋トレの目的と時間を決めてジムで準備をする初心者

先述したように、筋トレの1回の時間はあなたが達成したい目標によっておおよそが決まってきます。

ですが、ここから先の詳しい解説を読み進める前に、一つだけ絶対に覚えておいてほしいことがあります。

💡 プロからの重要なお願い

これからお伝えする「目的ごとのトレーニング時間」は、あくまで「基準(目安)」にすぎません。

例えばダイエット目的の場合、「絶対に30分以上やらないと結果が出ない…」と嫌々ダラダラ続けるくらいなら、「今の自分は10分が限界だから、この10分を最高品質(全力)にしよう」と考える方が、明らかに体は変わります。

「だいたいこのくらいの時間トレーニングする人が多いんだな」と肩の力を抜いて、自分の体力と相談しながら、目的ごとの「時間とその理由」を見ていきましょう。

ダイエット目的(30〜60分)

ダイエット目的で筋トレと有酸素運動を組み合わせる女性

ダイエットを成功させるために意識すべきポイントは、「基礎代謝の向上」と「消費カロリーの確保」の2つです。

まずは筋力トレーニングで筋肉をつけ、基礎代謝(何もしなくても消費するカロリー)を上げて「痩せやすい土台」を作ります。

そこに有酸素運動をプラスして消費カロリーをさらに稼ぐことで、脂肪は効率よく燃えていきます。

この「筋トレで追い込む時間」と「有酸素で脂肪を燃やす時間」を組み合わせると、自然と30~60分程度の時間が必要になるのです。

事実、私がこれまで指導してきた500名以上のクライアント様も、多くがダイエット目的であり、一番結果が出る「1回60分」のコースを選ばれていました。

実際の現場では、「約50分の筋トレ + 約10分の有酸素運動(またはHIIT)」という時間配分でバキバキに結果を出しています。時間を決める際の、リアルな目安として覚えておいてください。

💡プロの目安
  • 時間:30~60分
  • 重量:中重量
  • 回数:1セット12~20回
  • 休憩時間:90~120秒

私が現場で実際に指導している「10分間のHIIT」は、自宅でも騒音ゼロで実践可能です。

いつもの筋トレの最後にこの10分を組み込んで、脂肪燃焼効果を爆上げさせましょう。プロ直伝のメニューはこちらからチェックできます。

筋力アップ目的(60〜90分)

筋力アップ目的で高重量を扱いしっかり休憩をとる男性

筋力アップを目的とする場合、筋トレで最も大切になるのが「高重量を扱うこと」です。

高重量を扱うトレーニングは、1セットで身体にかかる負荷が想像を絶します。そのため、セット間の休憩時間(レスト)も長く設定し、次のセットのクオリティをしっかり担保する必要があります。

休憩時間の目安は「120秒~180秒」。実際、私も基本的には180秒の休憩をはさんでトレーニングを行っています。

この「長時間の休憩」を確保しながら複数種目をこなすと、筋トレにかかるトータル時間は自然と60分~90分になります。

初心者のうちは休憩が意外と長く感じて、「早く次のセットに行きたい…!」とレストを短く切り上げる方をよく見かけます。ですが、高重量を扱う際には常に「怪我」のリスクが伴うことを絶対に忘れないでください。

焦りは禁物です。しっかり休憩をとって筋肉と神経を回復させ、万全の状態で自分の限界(高重量)に挑戦し続けましょう。

💡プロの目安
  • 時間;60~90分
  • 重量:高重量
  • 回数:1セット8~12回
  • 休憩時間:120~180秒

「高重量を扱うなら、最初からジムに入会すべき?」と迷っている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

「家トレ」と「ジムトレ」それぞれのメリット・デメリットを比較し、あなたに本当に合っている環境の選び方をプロ目線で解説しています。

運動習慣・体力づくり(10〜30分)

運動習慣や体力づくりを目的とする方にとって一番大切なのは、「筋トレのハードルを最大限まで低くすること」です。

当然ですが、「運動習慣をつけたい」という方の多くは、これまで運動をしてこなかったはずです。そんな状態から、いきなり「今日から60分筋トレしよう!」と意気込んでも、高確率で挫折してしまいます。

大切なのは、「絶対に達成できる小さな目標から始める」ことです。その小さな達成感を積み重ねることが、結果的に運動を習慣化してくれます。

実はこれ、私の持論なのですが、「ダイエットや筋力アップが目的だけど、これまで運動を全然してこなかった初心者の方」も、一番最初はここ(運動習慣の10〜30分)からスタートすべきだと思っています。

いきなり60分を目指すのではなく、まずは「自分が100%確実にこなせる時間」に設定し、それを継続することに全集中してみてください。

10分の運動でも、身体は確実に変わります。「気が向いた時の60分」よりも、「習慣化された10分」の方が、最終的な効果は何倍も大きいですよ。

💡プロの目安
  • 時間:10~30分
  • 重量:低重量
  • 回数:1セット20~25回
  • 休憩時間:30~60秒

「本当に運動経験がゼロなんだけど、私でも続けられるかな…」と少しでも不安がある方は、こちらの記事も読んでみてください。

運動経験が全くない初心者が、失敗せずに踏み出すための「最初の一歩」について、プロの視点で優しく解説しています。


なぜ「長い時間やればいい」は間違いなのか?

長時間の筋トレで集中力が切れ疲れ果てた男性

まず、これだけは覚えておいてください。

筋トレにおいて「長時間やること」は決して偉いわけではありません。一番大切なのは「時間」ではなく「質」です。

なぜ「長い時間やればいい」が間違いなのか。それは、人間の集中力はそれほど長く続かないからです。

ダラダラと2時間もトレーニングを続けていると、後半は確実に集中力が切れ、フォームが崩れてケガのリスクが高まります。さらに、長すぎる運動は体にストレスを与え、逆に筋肉を分解してしまう原因にもなりかねません。

では、何をもって「高品質なトレーニング」と言えるのでしょうか。次の3つを基準にしてみてください。

  • あなたの目的に合っている種目を選べているか
  • 狙った部位にしっかり効かせ(限界まで追い込め)ているか
  • 最後までフォームが崩れずにやり切れたか

これらすべてを達成するために「どのくらいの時間が必要なのか」は、人の体力や経験によって全く違います。今回紹介した数字は、あくまでその目安にすぎません。

もしあなたが、たった10分でこの3つを完璧にクリアできるなら、10分でスパッと終わるのが「大正解」なのです。

「今日は2時間もジムにいたからOK」という時間ベースの考え方は今日で捨て、「今日は最高の質でやり切れたか?」を自分に問いかけるように心に刻んでおきましょう。

💡 トレーニングの「質」を高めたら、栄養の「質」も高めよう

短時間で限界まで筋肉を追い込んだ後は、筋肉の分解を防ぐために素早い栄養補給が必要です。ここで「プロテイン」をサッと飲む習慣をつけるだけで、ボディメイクの結果は劇的に変わります。

以下の記事では、私自身も私のクライアント様も実際に使用している「間違いのないプロテイン」を3つ厳選して紹介しています。


初心者が陥る「時間泥棒」3つのNGパターン

ジムのマシンに座ったままスマホをいじる時間泥棒のNG行動

ここからは、筋トレの効果を下げるだけでなく、無駄に時間を浪費してしまう「3つの時間泥棒(NG行動)」を紹介します。自分に当てはまっていないか、チェックしてみてください。

① いきなり長時間のトレーニングをする

先程も触れましたが、やる気に任せて2時間も3時間もジムに居座るのはNGです。「とりあえずたくさんマシンを触ろう」とすると、以下のようなデメリットしかありません。

  • 集中力が途切れる
  • 疲労でフォームが崩れ、怪我のリスクが高まる
  • 「長くてキツい」という記憶が残り、次から行くのが億劫になる

最初からかっ飛ばすのではなく、決めた時間内で「質」を高めることに集中しましょう。

② インターバル(休憩時間)が長すぎる

休憩時間を測らずに感覚で休んでいると、「気づいたら5分も休んでいた…」ということが本当によく起こります。長すぎる休憩は、以下のマイナス要素を引き起こします。

  • 筋肉の緊張が完全に解けてしまい、追い込みきれなくなる
  • 集中力が途切れる
  • シンプルにトータルのトレーニング時間が無駄に長引く

筋力アップ目的で高重量を扱う場合は、ある程度長い休憩時間が必要です。ですが、「長ければ長いほどいい」というわけではありません

タイマー機能を使い、自分の目的に合った休憩時間をしっかりと管理するクセをつけましょう。

③ マシンに座ったままスマホをいじる

24時間ジムなどで最もよく見かける光景です。日常生活と同じ感覚でSNSや動画を開いてしまうと、あっという間に時間が溶けていき、インターバルも無駄に長くなってしまいます。

「トレーニング中は音楽を変える時以外はスマホを触らない」「インターバル中は立ち上がって深呼吸する」など、マイルールを決めてオンとオフの切り替えを徹底してください。

スマホに夢中でマシンを独占してしまうのは、時間の無駄なだけでなく、ジムで最も「うざい」と思われてしまうマナー違反の代表格です。

休憩中のスマホの正しい扱い方や、マシンの音を立てないコツなど、現場で恥をかかずに堂々と振る舞うための全ルールをこちらにまとめました。時間の質を上げるためにも、一度目を通しておきましょう。


30分でも限界まで追い込める!時短トレ3つのコツ

タイマーで時間を管理し短時間で集中して筋トレをする様子

短い時間でも、ダラダラと1時間やるより遥かに高い効果を出すことは可能です。

ここでは、短時間で限界まで筋肉を追い込み、最高の結果を出すための「3つのコツ」を紹介します。

① やるべき種目を「3〜4つ」に絞る

筋トレには数え切れないほどの種目があり、つい色々なマシンを触ってみたくなります。しかし、それこそが時間泥棒の原因です。

実は、動きが違っても「使っている筋肉(役割)が同じ」という種目は多く存在します。時短で結果を出すなら、あれもこれもと手を出さず、以下の基準で「1日3〜4種目」に絞り込みましょう。

  • 自分の目標に直結している種目か?
  • 他の種目と鍛える部位(刺激)が被っていないか?

もし、自分にとって適切な種目がわからない場合は、「こういう目的で3~4種目のトレーニングをしたいのですが、おすすめはありますか?」と恥ずかしがらず近くにいるスタッフに声をかけましょう。優しく丁寧に教えてくれますよ。

種目を絞ることで迷いがなくなり、一つ一つの動作の「質」が劇的に上がります。

② タイマーでインターバルを「完全管理」する

先ほどのNGポイントでもお伝えした通り、休憩時間のルーズさはトレーニングの質を著しく下げます。

短時間で限界まで追い込む人ほど、「時間の管理」を徹底しています。

スマホのタイマー機能(またはスマートウォッチなど)を使い、「鳴ったら絶対に次のセットに入る」というルールを自分に課しましょう。これだけで、30分のトレーニングの濃密さが全く違ってきます。

※NGポイントでお話しした通り、スマホを触る際は注意が必要です。あなたのトレーニングの質を下げないためにも、また、周りの人に迷惑をかけないためにも、必要以上にスマホに集中しないようにしましょう。

③ 「大きな筋肉(大筋群)」を優先して鍛える

  • 「お腹を凹ませたいから腹筋だけやる」
  • 「二の腕を細くしたいから腕のトレだけやる」

初心者に非常に多いパターンですが、実はこれ、ものすごく遠回り(非効率)です。筋肉と脂肪は別物なので、部分的な筋トレをしたからといって、そこの脂肪だけが都合よく落ちるわけではありません。

初心者が最短で結果を出す(カロリーを消費し、基礎代謝を上げる)ために一番大切なのは、「脚・背中・胸」などの大きな筋肉(大筋群)を鍛えることです。

最初は小さな筋肉のトレーニングは省き、大きな筋肉にターゲットを絞ることで、短時間でも圧倒的なカロリー消費と筋力アップが叶います。

「じゃあ、具体的にどんな種目を組み合わせれば、効率よく全身の大きな筋肉を鍛えられるの?」という方は、こちらの記事がおすすめです。

初心者でも週2回で全身をバッチリ鍛え上げられる、プロ直伝の「全身法メニュー」を公開しています。

まとめ:時間は「結果」であって「目的」ではない

それではもう一度、目的ごとのトレーニング時間の「目安」を確認してみましょう。

目的 目安時間 重量の目安 休憩(レスト)
ダイエット
(脂肪燃焼)
30〜60分 中重量
(15回前後)
90〜120秒
筋力・筋肉量
アップ
60〜90分 高重量
(10回前後)
120〜180秒
運動習慣・
体力づくり
10〜30分 低重量
(20回以上)
30〜60秒

※重量設定は「フォームが崩れず、最後の数回が少しきつい」と感じる重さが目安です。無理に重さを追いすぎず、目的に合った設定を意識しましょう。

何度でも言います。この表に書いてある数字はあくまで「基準(目安)」です。大切なのは、「あなたに合っているか」

自分の目的に合ったトレーニング内容を高い質で実践することで、自然とあなたに合ったトレーニング時間も決まってくるものです。

さあ、今日は「何分やろう」ではなく、「何をしよう」を考えてからトレーニングに挑みましょう。

\ 次は「質」を高めるステップへ! /

1回のトレーニング時間が決まったあなたが、次に知るべきなのは「週に何回やればいいのか(頻度)」という疑問です。以下の記事でプロの最適解を確認しておきましょう。

そして、今回の時間設定も含め、運動経験ゼロから失敗せずに理想の体を作るまでの「全体の流れ(全体像)」を完全網羅したのが以下のロードマップです。

「次に何をすればいいか迷った時」は、必ずこの地図に戻ってきてくださいね。

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